診療内容
歯周病

歯周病をあなどってはいけません! 歯周病は、プラークや歯石の中の歯周病菌が増殖し、歯茎に炎症を起こす病気です。進行すると歯と歯肉の間に深い隙間ができ、やがて歯の周辺の組織が破壊されて、結果的に歯を失う原因になります。
歯周病は、歯磨きでは治らないため、医師による治療が必要になります。口の中がネバネバする、口臭が強い、歯茎から血が出るなどの症状が出たときは、迷わず受診してください。
歯周病の症状
- 歯肉の炎症:発赤、腫れ、出血など
- 歯周ポケットの形成
- 歯槽骨などの歯周組織の破壊

リグロス 歯周組織再生剤
リグロスによる再生療法
歯周病の治療には大きく分けて歯周基本治療と歯周外科治療の二つがあります。
歯周基本治療は歯周病の原因であるプラーク・歯石を除去し、炎症症状を改善するために行われます。歯周基本治療だけでは症状が十分に改善せず、深い歯周ポケットが残っていたり、歯茎内部の組織が損傷している場合は、歯周外科治療が行われます。
歯周外科治療では、歯周ポケットの深い部分にあるプラークや歯石などをきれいに取り除いた後、リグロスを塗布して歯を支えていた歯周組織の再生を促します。
リグロスの成分は細胞を増やす成長因子で、この作用により歯周病で破壊された歯周組織が再生されます。この治療を受けることで進行した歯周病でも歯を抜かずに治療できる可能性が高まります。
入れ歯

入れ歯・義歯
「あまり強く噛めない」、「たまに痛みが走る時がある」、「グラグラする」など、入れ歯に不満を感じていると、毎日の食事をおいしくとることができません。
また、入れ歯をしている口元を見られる不安から、人との会話をおっくうに感じてしまったりする方もいます。
当院では、このような患者様一人ひとりのご要望にしっかりと向き合い、十分なカウンセリングをもとに入れ歯をご提供しています。
最適な入れ歯を付けることで、より一層、食事や会話を楽しむことができるようになりますので、お気軽にご相談ください。
プチ矯正

プチ矯正とは
プチ矯正または部分矯正と呼ばれるものは、もっとも目立つ前歯の歯並びを治すためにおこなわれる部分的な矯正です。
ガタガタだったり、歯と歯の隙間が大き過ぎたり、前歯の歯並びにコンプレックスを感じている人は少なくありません。
しかし、一般的な矯正は、高額な費用が掛かる上、何年間もワイヤーを装着する治療を続けなければならないため、あきらめてしまう方がほとんどだったと思います。
このプチ矯正は、前歯の部分だけを対象にした矯正方法なので、一般的な矯正治療にくらべて、費用や時間の負担をはるかに軽くすることができます。
歯並びのコンプレックスを解消し、美しい笑顔を手に入れるためのハードルは、ずっと低いものになるはずです。
ワイヤー矯正
基本的に犬歯から犬歯の計6本の歯にワイヤーでできた装置を取り付けます。
この装置は、歯の表面にブラケットという小さなボタン状の器具を付け、そのプラケットにワイヤーを通すものです。そして、ワイヤーを締め付けることで歯の位置を動かしていきます。
あごに比べて歯の幅が大きい場合は、歯の幅を狭くするストリッピング処置などをおこない、歯がきれいに並んだ時のスペースを作ってから治療を進めます。
歯の位置を動かすために必要な期間は、おおむね3〜6ヶ月間です。この間、2~3週間に一回の割合で通院をしていただき、歯並びや噛み合わせをチェックしてワイヤーの締め直しを行います。また、ワイヤーなどでブラッシングしにくい部分のクリーニングを行います。
次に、歯並びが整った後は、その状態を安定させるための保定治療が必要になります。保定期間の3〜6ヶ月の間、月に一回通院をしていただき、お口全体のクリーニングと装置のチェックを行います。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、ワイヤーを使わず透明のマウスピースを装着して歯の位置を動かします。矯正の度合いが比較的軽い場合に有効な選択肢のひとつです。
[ メリット ]
・ワイヤーが無く、透明なマウスピースを使用するため、目立たずに治療をすすめることができます。
・取り外しができるため、ブラッシングがしやすく衛生的です。
[ デメリット ]
・歯磨きと食事の時以外は、マウスピースを装着し続ける必要がありますが、患者様がマウスピースをし忘れたりすると矯正が進まない場合があります。
・歯並びがひどい場合は、マウスピース矯正を適用することができません。
一般的な歯列矯正は、上あごと下あごの噛み合わせや、歯とあごのバランスを整えて、お口の中全体を再構築する治療です。
それに対してプチ矯正は、「前歯の見た目をだけでもなんとかしたい!」という患者様に、短期間に低価格でおこなう治療方法です。
前歯のプチ矯正 | 一般的な歯列矯正 | |
費用 | 20万円〜50万円 | 100万円以上 |
期間 | 約3ヶ月〜6ヶ月 | 3年から6年 |
- 患者様の歯並びの状態によっては、プチ矯正による歯列矯正ができない場合があります。
- 歯並びを整えた時に必要なスペースを確保するため、歯の幅を削るストリッピング処理や抜歯が必要になる場合があります。
- 自分で取り外しができるタイプの矯正装置の場合、ご本人が装着時間を守らないと矯正することができませんので、強い意識を持ち続ける必要があります。
- 矯正器具を装着した時に、軽い痛みや不快感がする場合がありますが、通常二、三日で慣れていきます。もし、我慢できないような場合は、痛み止めを処方しますのでご相談ください。
- 矯正器具の装着中は、特に丹念には磨きをして虫歯や歯周病にならないようにする必要があります。
- それぞれの患者様によって矯正治療の内容はさまざまです。治療期間や治療方法などは、患者様の状態や治療による反応によって変動する場合があります。
- 矯正の治療が終了した後、あごの成長や歯周病、虫歯などにより、再度矯正治療が必要になる場合があります。
ホワイトニング

ホワイトニング
美しい口元は、人に清潔で明るい印象を与えます。ホワイトニングを実施すれば、様々な理由で黄ばんでしまった歯を漂白して白くすることができます。今まで口元が気になっていた方も、気持ちよく歯を見せて笑うことができます。
ユタカ歯科では、ご自宅で気軽にできるホームホワイトニングをお勧めしています。
なぜ歯が白くなるの?
ホワイトニングで歯が白くなるのは、ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素や過酸化尿素の作用によるものです。
ホワイトニングジェルに含まれる過酸化水素・過酸化尿素には、歯を痛めることなく色素を分解する力があります。
この力により歯を白くすることができるのです。
歯のホワイトニングは、歯の表面に専用のジェルを塗り、化学的に歯を白くする方法です。
ホームホワイトニングには、通常10%程度の過酸化尿素というものを使用しています。その安全性は、FDA(Food and Drag Administration)など世界で認められています。
ホームホワイトニングのメリット
- 歯のダメージが少ない
- 自分の思い通りの白さになるまで続けることができる
- 色が後戻りしにくい
- オフィスホワイトニングより安価
- 自宅でホワイトニングを行うことができる
ホームホワイトニングのデメリット
- 歯が白くなるまでに時間がかかる
- 歯科医師任せにできない
ユタカ歯科にて
- ホワイトニングについて説明をうけます。
- 歯の表面をクリーニングします。
- 歯の型をとってホワイトニングジェルを塗布するときに使用するマウストレーを作製します。
- 完成したマウストレーとホワイトニングジェルをお持ち帰りいただきます。
ご自宅にて
- マウストレーへホワイトニングジェルを注入します。
- ジェルが注入されたマウストレーを装着します。
注1)装着時間などは歯科医師の指示に従ってください。
注2)ホワイトニングの効果や経過確認をしますので歯科医師に指示された日にご来院ください。
ホワイトニングを行った場合、食習慣の違いなどで個人差がありますが、その白さが持続するのは約半年から1年くらいです。ホワイトニングで白く変化した歯の表面は、歯の再石灰化により徐々に戻っていきます。
コーヒーやお茶などの飲み物、食事、喫煙、加齢などにより、毎日の生活の中で色素が少しずつ歯に取り込まれていきます。そのため、白さを持続させる為には、3~6ヶ月おきに追加のホワイトニングをする必要があります。
- 歯に虫歯やひび割れがある場合、ホワイトニングを行う前にそれらの治療を行う必要があります。
- インレー(つめもの)やクラウン(さし歯)が変色しているる場合は、ホワイトニングでは白くすることが出来ません。
- 歯周病がある場合、ホワイトニングを行う前に歯周病の治療を行う必要があります。
- そのほか、テトラサイクリン歯などで歯の変色が強い場合、また、金属による歯の変色、歯の神経(歯髄)が死んでいる場合などに対しては、十分な効果がでないことがあります。事前によく歯科医師と相談することをおすすめいたします。
虫歯治療

虫歯治療
一度できてしまった虫歯は、決して自然に治ることはありません。放っておけばおくほど、とどんどん進行してしまいます。ユタカ歯科では、精密検査でお口全体の症状を正確に把握し、患者様ひとりひとりに合わせた最適な治療を行います。
もちろん、治療の際には、痛みを感じることがないよう細心の注意を払いますが、虫歯の進行が軽ければそれだけ治療の負担も軽くなります。
是非、歯の定期検診をお勧めします。

痛みの少ない治療
ユタカ歯科では、できるだけ患者様の痛みを和らげるために、麻酔を伴う治療に対して、歯科医療で用いられる最も細い注射針である直径0.26ミリの針を使用しております。また、麻酔液が冷えていると痛みを感じる為、麻酔液は事前に専用の保管BOXにて人肌程度にあたためられております。
さらに、注射針を刺す箇所に表面麻酔を塗布し、電動注射器を使用してゆっくりと麻酔液を注入することで、不快な痛みを大幅に軽減にしています。

お子様の予防歯科 ー シーラント
シーラントとは、生えたての乳歯や永久歯のかみ合わせにある溝を埋めることにより事前にむし歯を予防する方法です。シーラントは保険治療で行えます。
子供の第一大臼歯は6歳頃に生え始めます。生えて間もない歯は、他の歯よりも背が低い為に歯ブラシが届きにくく、歯の質も未熟です。生え始めの歯はむし歯になりやすく特に注意が必要です。
シーラントを行う時期
生えたての奥歯や前歯のむし歯予防に効果的です。
・4歳~5歳 乳歯
・6歳 6歳臼歯
・7歳~8歳 前歯の裏のくぼんでいる部分
・9歳~12歳 その後に生えてくる永久歯
シーラントの方法
・歯の表面をキレイにお掃除します。
・その後、溝を埋めます。(歯は削りません。)
注意点
・シーラントを受けた後も、歯はキレイに磨きましょう。
・シーラントは歯の溝に薄く伸ばしています。そのため、あまり強くかんだり、歯ぎしりをするとはがれてしまうことがあります。定期的に歯科でチェックすることをおすすめ致します。